· 

地域猫活動は、活動家だけで行なわない

車椅子の伊勢崎市議会議員高橋のぶたかです。

 

本日は、「地域猫活動の講演会」があるので、ぜひいらしてくださいと知人から声を掛けて頂き、伊勢崎市文化会館へ行ってきました。

 

「命は大切で、ネコも同じ命大切なんです!」

と正論を振りかざしても、自分の敷地内で糞をする野良猫を迷惑に感じている人には響きません。

と、地域猫活動アドバイザーの石森さんのお言葉。

ごもっともです。

 

私も、市議になる前の若かった頃と市議になってからも、無責任なネコへのエサやりからの住民トラブりに関わったことが何度かありました。

命の大切さは、誰でも分かっているけど、争点はそこじゃないんだよねと感じていました。

しっかり不妊去勢をして、エサをやるのであれば排泄物の始末までする。そして住民が温かく見守っていければ住民トラブルにならない。結果ネコも安心して暮らせるというか、避妊去勢をしていけば、その地域に野良猫はいなくなる。

この発想が大切だと再確認しました。

 

「理解をしろ!」

というより、

「どのようにしたら上手くやっていけますかね?」

と一緒に考えていくことが大事で、ネコ問題に限らず、どんなことでも共通する発想だと、勉強になりました。

 

また、NPO法人伊勢崎地域ねこじゃらし理事長の木村さんの地元の田部井町では、地域猫活動がずいぶん進んでいるそうです。

宗高町で頑張っている野口さんや、多くの活動家の方たちもいて頼もしかったです。

 

私も、2021年9月議会の一般質問で、動物との共生としてネコをキッカケとした住民トラブル問題について取り上げました。

市も、対策に力を入れてくれるようになってきて、近年、飼い主のいない猫の無料不妊手術事業も始まりました。

https://www.city.isesaki.lg.jp/soshiki/kankyobu/kankyo/hozen/11726.html

 

令和2年度ですが、伊勢崎市のネコが、動物愛護センターで譲渡を含む殺処分が162匹。

清掃リサイクルセンター21に持ち込まれる死亡したネコが1,144匹、この中で何匹の野良猫が交通事故死だったのか。

 

我々人間のためにも、そしてネコのためにも、恨まれてしまうような野良猫を増やさないことが、大切ですね。


コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    山﨑和美 (日曜日, 01 6月 2025 09:44)

    ねこ活動情報ありがとうございます� 笠松には猫が何匹かいるのですが、何代か前の区長さんが猫活動に動いたと聞いています。この「区長さんが」というところが大切ですよね�
    うちの近所でも、活動されている人を中心に「なんとなく猫活動」をしています。ここで大切と思うのが「猫を飼っていない人や猫が嫌いな人とのコミュニケーション」。近所の人に、どの位までなら我慢できるのか?不快な思いをしていないか、私たちは声がけしています。

  • #2

    高橋 のぶたか (月曜日, 02 6月 2025 19:10)

    山﨑さんの地域も、ネコへの活動をていねいにやられているのですね。
    さすがです。
    そのような地域を増やしていきたいですね。