車椅子で伊勢崎市議会議員の高橋のぶたかです。
入間市の『茶畑の景観活用事業 茶畑テラス「茶の輪」』について、5月8日㈭に視察してきました。
【背景】
・入間IC近くの大規模商業施設には、多くの集客があるが、その後の市内回遊につながっていない。
・日本三大茶のひとつの狭山茶の主産地が入間市であること。
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【目的】茶畑の景観活用事業として開始
観光振興・狭山茶振興・地域活性化
令和4年度に、業者選定、テラス設置場所検討、地権者交渉、Webサイト開発、法令手続き、設置工事、令和5年3月10日から一般利用開始された。
【利用状況】
令和5年3月~令和7年3月 522人(予約者数778人)天候等によるキャンセル含む。
20代~50代の方がほとんど。
※メディア等への掲載も多数あり。
【事業に関する高橋の所感】
事業費が、令和4年度・5年度およそ1千万円、6年度・7年度が700万円前後であり、観光振興や地域活性化、そして入間市のPRから、少ない経費で、それなりの効果が得られていると感じました。
手法のひとつとして、伊勢崎市でも参考となると思いました。
【もうひとつの視察の目的】
茶畑テラス「茶の輪」に、スロープや手すりなく、なぜ、ユニバーサルデザイン(UD)ではないのか?を確認することでした。
回答は、本当はUDにしたかったけど、様々な制約があり、できなかったとのことでした。
当初、UDにしたかったけど、民地で農地のため、土が締め固められてしまうため重い建造物を作れない・工作面積を最小にしなければならない・農地法上3年ごとの契約などの制約のため、とのことでした。
そして、発案は、市長や市議会議員、事業者からではなく、入間市商工観光課の職員からとのことでした。

しかし、写真を見る限り、手すりを設置していないのは、バリアフリーや安全面よりも、景観を重視したのだろうと解釈されるのが、自然だろうと思います。
入間市様Webページより
https://www.city.iruma.saitama.jp/soshiki/shokokankoka/kanko_joho/9505.html
車椅子やご高齢の方でも、どなたでも楽しめるように、テラスに登れない人でも、テラスの横まで来てVRなど映像を仲間の方と共有できたりなど、今後工夫されることを願っています。
【最後に】
今回、入間市に住む障害者からの声をいただき、障害者の自立と政治参加をすすめるネットワークの一員である聴覚障害当事者で戸田市議会議員の佐藤太信様と高橋とで視察に行くこととなりました。
そのような状況でも、ご丁寧に対応いただいた入間市議会及び商工観光課の方々には、感謝申し上げます。
茶畑テラス「茶の輪」が、より良くなっていくことを祈念しています。
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