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身体が不自由となり最も辛いこと・その対応

車椅子で伊勢崎市議会議員の高橋のぶたかです。

 

私は、15年前の35歳の時に、仕事中の落下事故により身体障害者1級・頚髄損傷C6完全麻痺となり、車椅子生活となりました。

中枢神経である脊髄を麻痺した人のほとんどが、最も不便を感じているのが「排泄」です。

手足が動かないことより、尿意・便意がないことの方が何倍、何十倍も大変で辛いです。

 

私も、50歳となり、加齢も伴い、ますます「排泄」のコントロールが大変になってきました。

便失禁・尿漏れをすると、手の指の動かない自分では処理をできず、誰かに介助をしてもらわなくてはなりません。

その対応を多くの方に支援してもらっています。

①看護師である妻

②24時間緊急対応してくれる訪問看護(訪問看護ステーションかなえ:伊勢崎市連取町)

③とても柔軟に対応してくれる我が社の訪問介護(あんど訪問介護:伊勢崎市太田町)

この3本柱のおかげで、自分の住まいで自分らしく日常生活を送ることができています。

 

さらに、伊勢崎市議会の議会棟に、高橋用の救護室を設けてくれていますし、温度調節や視察時の介助者負担など対応してくれていて、正直当事者としたら議場の登壇席がバリアフリーかよりも重要なことを対応してくれている伊勢崎市議会は、全国でもトップレベルだと感じています。

 

2024年12月に立ち上げた『あんど訪問介護』には、素晴らしいスタッフばかり揃って、こんな重度障害者の私が社長まで、やらせてもらえています。

 

身体の機能の80%を失い不便であることは間違いありません。

しかし、それ以上に幸せ者だと感じますし、想いにふけると目頭が熱くなる時が増えました。

 

課題を的確に捉え、適した計画を作り、実行する。

障害においても、政治やまちづくりにおいても共通しますね。

 

関わってくれている多くの方・様々な支援制度・多くの先人に、改めて感謝します。

こんな高橋のぶたかですが、皆様、これからもよろしくお願いします。

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コメント: 5
  • #1

    三浦 道雄 (日曜日, 20 4月 2025 13:11)

    障害を乗り越え、議員活動に心から敬意を表します。
    貴議員の心意気にはげまされます。これからも誰もが住みやすい、安心して暮らせる社会をめざして尽力しましょう!

  • #2

    ハラチャン (日曜日, 20 4月 2025 14:57)

    少しずつ、みんなで進みましょう。排泄の様子初めて知りました。情報発信有り難うございます。

  • #3

    高橋 のぶたか (日曜日, 20 4月 2025 20:32)

    三浦道雄さん、障害はこれからも完全に乗り越えられないのかなと日々自問しています。
    でも、そのような状況だからこそ当事者としての的確な課題を取り上げ続けることができると思います。
    ぜひ、これからも共に生き、共に活動していきましょう。
    よろしくお願いします。

    ハラチャン、気にかけていただきありがとうございます。
    ぜひこれからもよろしくお願いしますね。

  • #4

    南原聖寿 (月曜日, 21 4月 2025 10:41)

    この世の中障がい者も健常者も住みにくいなっています。いつの日か平等に公平に共生できる社会になってほしいです。

  • #5

    高橋のぶたか (月曜日, 21 4月 2025 23:16)

    南原さん、真の共生社会の実現は、現実的には大変茨の道でありますが、少しでも近づけるように残りの人生をかけて頑張っていきたいと思います。