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伊勢崎市の中心市街地活性化へ複合施設、図書館移転、創業支援も?!

車椅子で伊勢崎市議会議員の高橋のぶたかです。

 

2023年12月4日の野田議員の一般質問に対しての市長答弁で、伊勢崎市の中心市街地活性化のためのにぎわい創出に向けて、伊勢崎織物協同組合の場所で官民による複合施設(創業支援・情報発信・織物伝統文化の伝承)および伊勢崎市図書館も移転して学習機能やゆとりのあるスペースを造ることを目指すとのことでした。

組合の土地を市が借りるとのことでした。

 

その後、上毛新聞記者が取材を行ったのでしょう。

次の日の12月5日上毛新聞の一面に大きく掲載されました。

デジタル版はこちら↓

JR伊勢崎駅近くに図書館を軸とした複合施設 創業支援や織物産業の伝承も 群馬・伊勢崎市  | 上毛新聞社のニュースサイト (jomo-news.co.jp)

 

一般質問の議事録は3ヶ月ほど公開に時間が掛かってしまうため、上毛新聞の記事の内容を一部参考にして書きます。

たしかに、令和3年12月24日に織物協同組合と市とで活性化のための基本協定が結ばれました。

https://www.city.isesaki.lg.jp/gyoseijoho/shiminsanka_minkankyodo/14742.html

 

そして令和4年度には中心市街地にぎわい創出拠点整備に係る検討委員会が設置され、7回会議が行われました。

https://www.city.isesaki.lg.jp/soshiki/siminbu/shimin/sien/list/machidukuri/13253.html

 

令和4年度末、同検討委員会より伊勢崎市中心市街地にぎわい創出拠点整備に係る意見書が提出されました。

https://www.city.isesaki.lg.jp/material/files/group/15/honpen.pdf

 

ちなみに、令和4年10月に、伊勢崎市中心市街地にぎわい創出拠点整備事業に関する サウンディング調査<調査事前説明資料>が公開されています。

https://www.city.isesaki.lg.jp/material/files/group/15/isesakisizizennsetumei1.pdf

 

その後、令和4年12月に、伊勢崎市中心市街地にぎわい創出拠点整備事業に関する サウンディング調査の実施結果概要の公表について、が公開されています。

https://www.city.isesaki.lg.jp/material/files/group/15/kekka20221227.pdf

 

1976年に建設された伊勢崎市図書館はすでに手狭等の課題がありましたが、以前から市は大規模改修をして長寿命化をする方針でしたが、考えをようやく一変させたことになります。

 

図書館を新たに異なる場所に建設することは、多くの市民の賛同が得られるでしょうし、私も賛成です。

 

伊勢崎市織物協同組合と市が協力し、まちなかを活性化させようということも、以前から私も提案していますし、何年も前から会派から市長要望を行っていますから、もちろん賛成です。

 

しかし、今のような慎重さに欠ける進め方には、反対です。今のまま進めてもうまくいくイメージが浮かびません。それどころか負の遺産になってしまうかもしれない危険性もはらんでいます。

夢や希望、想いを注ぎ込むことは、必要ですし大切なことだと思いますが、現実的でなければなりません。〇〇であるべきという考えも必要ですが、人々は何を必要としているのかというマーケティングの意識も同様に必要ではないでしょうか。

 

ひじ市長は、「独立採算を前提とした民間部分と、情報発信や学習機能などを備えた公共部分を一体的に整備する方向性を示した検討委員会の意見」を元に今年度である令和5年度は、庁内組織の策定委員会を設置して検討しているとのことです。

 

これだけ、難しく壮大な案件を7人の検討委員会で7回ほど会議し、それを元に市の行政職員の幹部が検討しているという、少人数でそのあと公務員が構想を練るという図式にドーナツ化された伊勢崎市の中心市街地の活性化のにぎわい創出拠点のビジョンを描くには無理があるのではないでしょうか。

検討委員会の議事録と意見書からも、成功するビジョンが私には見えません。

 

そして、最も危険性を感じているのが、組合から土地代を市が賃借するとのことです。対象としている敷地面積はおよそ2,700坪あります。市はいくらで借りようとしているのでしょうか?交渉はどれくらい進んでいるのでしょうか?

検討していく順番が逆ではないだろうか。組合と市が賃借料をある程度決めて、双方納得した上で、何をやっていこうか、そのためにはどのように土地を活用し、どうような建物をつくろうか、そこに入りたいと思われる民間事業者からも意見をもらうなども重要です。

そもそも伊勢崎郵便局の車両も駐車しており、調整ができるのであろうか。

 

織物協同組合の所有地の東側の伊勢崎駅から茂木園様までの南北の道路は、駅周辺土地区画整理事業においてシンボルロードとなります。

できるだけ多くの意見を聞き、日本でも有数な専門的な知見者などにも相談していく位の案件だと思います。地元の人たちの意見も聞くべきだと思います。

 

私は、大手町で生まれ育ち、北小学校・第3中学校に通い、この中心市街地で過ごしてきました。

伊勢崎市議会議員として、地元の議員として、この案件も、しっかり取り組んでいきます。皆様、よろしくお願いします。

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コメント: 2
  • #1

    七條清 (土曜日, 09 12月 2023 07:20)

    宜しくお願いします!大切な案件ですね!情報を今後ともよろしくお願いします。

  • #2

    高橋のぶたか (土曜日, 09 12月 2023 08:12)

    七條清さん、ありがとうございます。
    頑張ります。
    そして、市民の方々と情報共有しながら取り組んでいきたいと思います。
    また、進展がありましたら発信しますね。