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障害者等用パーキング「共感看板プロジェクト」

 車椅子で伊勢崎市議会議員の高橋のぶたかです。

 

 Facebookグループ「バリラボ」から派生した障害者等用パーキング「共感看板プロジェクト」の説明をします。

 なお、このバリラボの管理人をしているのが、高橋です。

https://www.facebook.com/kyoukankanban

 

 この障害者等用パーキング「共感看板プロジェクト」は、障害者等用パーキングにマナー違反で停める人を減少させるプロジェクトで、抑止ではなく、共感をもって行動を改善するプロジェクトです。

 この社会実験プログラムは、もともとアメリカで行われたものでした。テキサス州オースティン市で障害者等用パーキングに違法駐車する人が絶えないので、どうすれば良いかという問題提起をしたのが、ダニエル・ピンク氏です。ダニエル氏は、ビル・クリントン政権時代のアル・ゴア副大統領の側近でスピーチライターでした。ダニエル氏は、人間の行動を起こすモチベーションの研究をしており、今回の障害者等用パーキング違法駐車を無くす為のアイデアを立案し実行しました。

 ちなみに、日本では障害者等用パーキングに、一般の車が駐車しても罰則等ありませんが、アメリカでは、最低25,000円の罰金と、場合によってはレッカーで車を持っていかれます。

 そもそも人々が、障害者等用パーキングに駐車することは違法と知りながら、それでも停めてしまう行動はどこからくるのかについて、仮説を立てました。それは、あの青い車椅子のマークです。あのマークは、国際的に規定があり、世界中で使用されています。ところがあのシンボルマークは、ただの標識にしか見えず、大変無機質なものとして認識されているのではないかと、仮説を立てました。そこで、ダニエル氏は、地域の障害のある人たちの同意を得て、メッセージ付きの彼らの写真を明示しました。Think of me. Keep it Free. 私のことを思い、空けておいてください、というメッセージです。

 ある小売店の駐車場で明示したとたんに違反者は激減し、仮説が実証されました。その後、全米22の地域でこの看板が設置されているそうです。

 ダニエルの持論ですが、人は共感したときに自らある行動を起こすというものです。そして、共感をモチベーションとした行動は、継続しやすいという事実もあります。

 以前、群馬のあるお店で、この共感看板を設置することとなり、設置する前後2週間ずつ、調査をしました。マナー違反率が、設置前は43%でしたが、設置後は20%になりました。

 この共感看板のポイントは2つあると思います。

ひとつは、マナー違反者を悪者にしていないということ。

もうひとつは、写真のモデルがにらみを利かせるというのではなく、笑顔であり、ありがとうというメッセージがあるということです。

 様々な事に応用できる考え方ではないかと思いますね。

 

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